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2016年2月11日 (木)

鎌田健康塾(5)

気仙沼のホテル観洋で、ビュッフェに「アザラ」という郷土料理が並んだ。
酸っぱくなった白菜の古漬けとメヌケという魚のアラを酒粕で煮込んだものという。
もともとは正月の残り物を使った郷土料理らしい。
発酵食品である漬物や酒粕が使われているので、とても腸によさそうだ。
腸は、多くの免疫細胞が集まるところ。
腸を健康にし、機能を高めることは免疫力を高めることにもなる。
そのために、発酵食品はいい働きをしてくれるのである。
発酵食品の効果的なとり方について、おもしろい論文が昨年末に発表された。
善玉菌はいろんな種類をとって生存競争させると活性化し、腸にプラスの効果をもたらすというものだ。
納豆やヨーグルト、チーズを食べるのはいいが、いつも同じものを食べるよりは、産地や菌の種類、材料が違う多様なものを食べたほうがいいようだ。
ぼくは全国を旅しているが、その土地に伝わる発酵食品に出会えるというのも、旅の醍醐味でもある。
アザラなどは、家庭でも簡単に真似できそうだ。
魚のアラが出たときなどに作ってみてはどうだろう。
またひとつ発酵食品を知ることができ、ぼくの腸も満足である。

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