おたふく風邪流行の兆し
流行性耳下腺炎、いわゆるおたふく風邪が4年半ぶりに全国的な流行の兆しを見せている。
おたふく風邪は、あごや耳の下が腫れ、38℃ぐらいの熱がでることもある。
1~2週間で腫れは引く。
ちょっとやっかいないのは、まれに髄膜炎や難聴、精巣炎、卵巣炎を起こすこと。
以前は、大人が精巣炎を起こして不妊の原因になるといわれたが、いまはその確率は低いといわれている。
1000~5000人に一人の割合で脳炎が起こったり、膵炎が起こることもある。
手洗いやマスクが大事になる。
予防接種も重要な対策の一つだ。
だが、日本はワクチン後進国といわれ、他のワクチンも含め、なかなか広がらない。
アメリカでは予防接種が徹底しているので、おたふく風邪の年間の発生率は300例くらいといわている。
日本では予防接種は任意。
そのため、大人になってから罹り、重症化することもある。
現在のおたふく風邪のワクチンは、副反応のリスクも少なくなった。
任意の予防接種は自己決定が大事なので、よく勉強してもらい決めてもらうことが大事だ。
あわてることはないが、みんながワクチンによるメリットとリスクを冷静に判断できるようにして、健康と命を守っていきたい。
日本はワクチン後進国といわれている。
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