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2016年3月26日 (土)

鎌田劇場へようこそ!(261)

「さざなみ」
イギリス映画。
シャーロット・ランプリングが、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。
結婚45年の夫婦に、さざ波が立ってく。
夫は、かつてスイスの山でクレバスに落ち行方不明になった恋人を忘れられず、屋根裏に行っては恋人の写真を見、山岳日記を読み返している。
50年前に死亡した恋人は年を取らない。
夫は突然のように、恋人の死に入り込んでいってしまう。
45年、夫婦として一緒に生活していてもわかり合えない。
生活をしていると些細なことが「爆弾」となる。
今は爆発しないが、いつか爆発する時限爆弾。
やがて、仕掛けたことも忘れた「爆弾」を踏み、突然、爆発する。

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夫役のトム・コートネイは名作映画「長距離ランナーの孤独」(1962年)の主役俳優。
妻役のランプリングは、ヴィスコンティの「地獄に堕ちた勇者ども」(1969年)に出演。
「愛の嵐」(1974年)では衝撃的に演じた。
映画はいいなと思わせてくれる。
最後は圧巻。
結婚45周年のパーティで、最後に踊るダンス。
「煙が目に染みる」「ハッピィトゥギャザー」など60年代の名曲が流れる。
人間の難しさがよくわかる。

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