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2016年3月 4日 (金)

聴診器でテロと闘う(42)

マルチシムーニ教会で、難民の人たち50人に集まってもらい、
健康づくりの講演をした。
会場は、笑いと涙があふれた。
このクリニックで、ぼくたちの相談役をしているバッサーム先生は、講演会も手伝ってくれた。
バッサーム先生はいつも明るく、やさしい。
モスルのハムダニア病院からISに追われて逃げてきた。
娘さんがダウン症で、白血病になった。
白血病は、リカア先生の治療で完治することができ、とても喜んでくれた。

Image2f1f6626aeb893b2856282c8b6ff_2 健康づくりの講演会に協力してくれた、頼もしい相談役のバッサーム医師(右から2番目)

アルビルにあるJIM-NETの事務所には、時々ナナカリ病院でがんの治療を受けるため、バグダッドやバスラからやって来た貧しい子どもたちが、ホテル代わりに泊まっていく。
ある時、ユーイング肉腫の子どもが激しい痛みに襲われ、スタッフではどうすることもできなかった。
そのとき、バッサーム先生が鎮痛剤をもって駆けつけてくれた。
イラク人は、フレンドリーで信頼があつく、あたたかな人が多い。

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