聴診器でテロと闘う(48)
首都バグダッドのセントラル教育病院のサロマ先生に話を聞いた。
サロマ先生自身が乳がんと闘いながら、小児がんの治療に取り組んでいる。
人格者であり、白血病治療の最先端のデータを頭のなかに詰め込む、イラクの小児専門医が敬愛するドクターである。
そのサロマ医師は、「決して悪い方向に向かっていない」と言う。
「バグダッドは治安はよくないが、以前より少しましになっている。
みんなで丁寧に生きていけば、白血病の子どもたちは助けることができる」
と、情熱をもっている。
給料の遅配は3週間くらいで、2か月になったりすることはなくなったという。
大幅の給与のカットも、中央政府軍側ではない。
今回も足りない薬をアルビルの市場で買っていくという。
「JIM-NETが12年間、イラクの最先端の小児白血病の病院を助け続けてきたことに感謝している。
これがなかったら、私たちの心は折れていただろう。
今後も薬が足りないとき、お願いしたい」と言われた。
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