« 被災者の糖尿病リスクが6割増に | トップページ | 聴診器でテロと闘う(43) »

2016年3月 6日 (日)

深刻な介護人材不足

気仙沼では、介護人材の不足がかなり深刻。
介護福祉士やヘルパーなどが足りなくて困っているという話だ。
津波の被害に遭った気仙沼では、新たに70床の特養ができたが、
30人しか利用者が入っていない。
スタッフが足りないためだ。
歴史のある福祉施設グループが運営する恵心寮の寮長とお会いしたが、
この施設では働きやすい空気をつくり、職員も驚くほど長く定着している。
しかし、新しい介護人材が入ってこないという悩みを抱えている。
被災地の沿岸部は若者の人口が減り、建設業や水産加工業の求人倍率が高い。
復興事業でも雇用があるため、被災者支援のために給与が高く設定されているものもあるため、
そちらに人材が流れてしまうという。
介護はやりがいがあり、人から感謝され、自分も成長できる魅力的な仕事である。
気仙沼圏域では介護人材確保協議会が設立され、
現在6か所の特別養護老人ホームから34人の募集、5箇所の介護老人保健施設から13人、10か所の通所介護からは12人が募集されている。
現場ではこれ以上に足りないと感じているようだ。
被災地の人と人との関係の復興のためにも、地域包括ケアが広がるように、国も県も市も共同して立ち向かわないといけないと思う。

|

« 被災者の糖尿病リスクが6割増に | トップページ | 聴診器でテロと闘う(43) »

医療・介護」カテゴリの記事