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2016年3月 5日 (土)

被災者の糖尿病リスクが6割増に

福島県の南相馬市や相馬市の住民延べ約2万人を対象に調査したところ、
原発事故後に仮設住宅などに避難した住民の糖尿病の発症リスクが最大6割増加したことがわかった。
これは、東大の坪倉先生らを中心にしたチームの調査で、英医学雑誌に発表された。
被災者の糖尿病リスクが6割増というのは、予想外に多い。

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被災後、家庭や仕事など生活習慣が一変し、今後の不安も大きくのしかかる。
そうしたストレスは、高血糖を起こす原因にもなる。
狭い仮設住宅のなかで閉じこもりがちな生活や運動不足が関係している可能性もある。
絆診療所の遠藤先生は、仮設の集会所にPTなどと同行して「まけない体操」をすすめてきたのは、こうした生活習慣病のリスクを下げるためだ。
また、震災直後、避難所などでの食事はおむすびやパンなど、どうしても炭水化物が多くなりがちである。
これらの食事も、今後は見直す必要があるのではないか。
緊急支援としておむすびはとても便利だが、同時にタンパク質や野菜を提供できるようになるといいと思う。

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