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2016年6月14日 (火)

地域包括ケアシステムとは何か18

地域包括ケアは多様なサービスを上手に利用し、在宅看護と在宅医療と連携しながら、
地域の命をみつめていく仕組みだ。
認知症になっても、一人暮らしでも、その人が地域で生きたいようにサポートしていく。
要介護2で、在宅酸素療法をしている女性は生活保護を受けながら、県営住宅で自分らしく生きている。
この人の生き方を見ると、つらいこともあるだろうが、人生を投げ出していない。
生活も、きれいでていねいだ。
断捨離をしながら、命の期限が近いことも承知している。
孤独死なんておそれていない。

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最近、孤独死保険というが登場したらしい。
内閣府の高齢社会白書によると、65歳以上の一人暮らしは479万人(2010年)になった。
10年間で約1.6倍に増加した。
これに伴い、孤独死も増えている。
アパートの住人が孤独死をしたとき、家財の処分や部屋のリフォームに費用がかかるため、孤独死保険ができたという。
大手保険会社も参入してきている。
一戸当たりの契約はシンプルなものでは300円と安い。
事故後1年間、最大200万円を補償するという特約もある。
孤独死というと、行政には批判がいくが、
本人が納得しているなら、それでいいのではないか。
孤独死なんておそれなくていい。
亡くなる間際まで、その人らしく生きていることが大事なのだ。
死が、いつも望ましい死とは限らない。
一人で死んでも、本人が大満足の死もあるはずだ。

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