鎌田劇場へようこそ!(273)
「めぐりあう日」
ウニー・ルコント監督とは6年間ほど前、婦人公論の紙上で往復書簡をしたことがあった。
彼女のデビュー作「冬の小鳥」に合わせてである。
親に捨てられ、孤児院に入った9歳の少女。
大切にしていた小鳥が死に、小鳥を埋葬しながら、生きる決意をしてフランスへと旅立つ。
監督自身の実体験から生まれた作品だ。
今度の「めぐりあう日」は、フランスを舞台にした、その後の物語といえる。
理学療法士の女性が、自分の出生を知るために、息子を連れて、ある港町にやってくる。
そして、別れた親とめぐりあう日がやってくる。
美しい映像と美しい音楽。
捨てられたり、虐待を受けたりしても、
「あなたが狂おしいほどに愛されたこと」は忘れてはならない。
そんなことを思わせてくれる映画だ。
そんなことを思わせてくれる映画だ。
7/30~岩波ホールで公開。
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