鎌田劇場へようこそ!(277)
「歌声にのった少年」
実在の歌手ムハンマド・アッサーフの半生を描いている。
70年近く戦争状態が続くパレスチナのガザでいきいきと生きる少年たち。
腎臓病の姉らと抱いていた「スターになって世界を変える」という夢を、少年はずっと心に抱き続けた。
アラブアイドルという中東で評判の歌のコンテストに勝ち抜いていく。
アラブの歌は、早いテンポのシャンソンのような空気があり、サビのところは即興を披露する。
アッサーフは、このサビがすごい。
ガザという絶望の地で、暗くならず、明るい笑顔で生きていく。
メソメソしていないのがいい。
決め台詞は「夢などむなしいと誰にもいわせるな」
映画の途中に出てくるセリフだが、はじめから終わりまで、人間にとって「夢」がどれほど大事か教えてくれる映画だ。
9/24~ロードショー。
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