鎌田劇場へようこそ!(282)
「ストリート・オーケストラ」
まもなくリオ五輪開幕。
そのブラジル・サンパウロ最大のスラム街に、子どもたちによるエリオポリス交響楽団が誕生する。
この実話に、2015年ロカルノ国際映画祭8000人の観客が魅了された。
音楽を通し、貧困と犯罪から子どもたちを守ろうとする「音楽教育プログラム」は、1975年にベネズエラで生まれたエルシステマが有名。
東日本大震災後、このエルシステマの団員と、福島で被災した子どもたちが一緒にピースボートに乗って練習し、
コンサートを開いたことがあった。
その音楽の訴える希望は、とても感動的だった。
この映画の原題(英語)は、「ザ・ヴァイオリン・ティーチャー」。
挫折した天才バイオリニストが、子どもたちにバイオリンを教えることで、ともに変わっていく。
荒れていた子どもたちは、すばらしい交響楽団をつくるまでに成長。
バイオリニスト自身も精神的に強くなり、コンサートマスターに選ばれる。
教えるということは、教えられること。
支えるということは、支えられること。
なんも感動的な映画だ。
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