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2016年7月 7日 (木)

地域包括ケアシステムとは何か34

地域包括ケアの「刺激薬」として、北海道の十勝の東北部にある本別町に行ってきた。
10年前、健康であたたかな福祉のまちづくりを宣言した本別町。
いまその芽が見事に出はじめている。
高橋町長は、まちづくりに情熱をもっている。
国保の本別町立病院も新築し、機器を高機能化させた。
内科医2人、外科医1人、耳鼻科医1人。
地域包括ケアを充実させていくためには、医師の人材がもう少し必要なのだろうが、
北海道ではなかなか難しいようだ。
そのなかで、よくがんばっていると思う。
全国から招かれるカリスマ保健師・飯山さんもいる。

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看護小規模多機能を見せてもらった。
ここに短期入所している女性は「よく看てもらえて、幸せだ」と言う。
ショートステイやデイサービスが利用できる。
おもしろいのは、この隣にふつうの住宅があること。
これがなかなかいい考え方で、ここにいる人たちも訪問介護や訪問看護、デイサービスなどを利用できる。

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訪問看護ステーションは、地域包括支援センターの2階にあり、第三セクター方式で運営されている。
在宅ケアに熱心な開業医の藤沢先生も訪ねてみたが、訪問診療が必要な人には断ることなく、診ることができているという。
そのほかに、民間の老人保健施設やグループホームがある。

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もちろん、保健師たちが保健センターにいて、町民たちの健康管理もよく行ってる。
地域包括ケアは在宅ケアのネットワークが目立つが、
健康づくり運動がきちんと行われているかどうかが大事なところである。
そして、亡くなるときに、選択ができることも大切なポイントだ。
がんの末期でも、自宅がいいとか、看護小規模多機能の隣のアパートに住みながら訪問看護を受けたいとか、
そういう選択ができることが大事である。
本別町では、かなりたくさんのメニューが上手にできあがっている。
さらに血の通ったネットワークに育っていけば、人口8500人の地域としては完成形になるのではないかと思った。
また応援に行くことになるかもしれない。
                ◇
おまけ・・・
十勝名物のトンテキ。
浮舟という人気のお店のニンニクトンテキを食べた。
大きさに驚く。
なんと460グラム。

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ここのおかみさんの友人が、諏訪中央病院の緩和ケア病棟に入院していたという。
「とてもよく看てもらった。感謝している」と目を潤ませたおかみさん。
今回のぼくの講演会にも来てくれた。

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