カマタの怒り(25)
高速増殖原型炉もんじゅになぜ、これほどお金を投入するのだろう。
世界の原発大国フランスですら、高速増殖炉の実用化に関しては疑問をもっている。
1994年にもんじゅははじめて臨界に達した。
翌年、ナトリウム漏れ事故が起き、次々にルーズな管理が明らかになった。
毎年200億円の維持費をかけているが、まったく動かせる気配はない。
もう22年も動いていないのである。
それに、一兆円を超える国のお金が投入されている。
おかしな話である。
現在、運営している日本原子力研究開発機構が安全に運転する能力があるとは思えない。
これが動いたとしても、結局、使用済み核燃料の問題は解決できない。
もんじゅの計画をやめてしまうと、青森が現在、使用済み核燃料の一時的な保管を断るようなことになりかねない。
そうなるのは困るから、計画を止められないだけなのである。
政治は、現実的な世界で考えるべきである。
このお金を使って、若者の雇用が広がるようにしたほうがいい。
保育所の待機児童の問題や、介護職の給与を改善したり、すべきことはたくさんある。
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