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2016年8月11日 (木)

鎌田實の一日一冊(297)

「チャーリーとの旅」(ジョン・スタインベック著、ポプラ社)
「エデンの東」「怒りの葡萄」のノーベル文学賞受賞作家が、
受賞する2年前である1960年、58歳で愛犬と自動車アメリカ一周の旅に出る。
子どものころから旅が好きで、大人になっても、その疼きは消えなかった。
要するに風来坊。
「不治の病だろう」と書く。
「旅そのものが人格や感情を持ち、個性的で独特なものとなる。
旅自体が一個人であり、似たものは二つとない。
旅が人を連れ出すのだ」

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著者はアメリカを旅しながら、各地の地域性と出会う。
キャンピンクカーで4か月、走り抜けた。
スタインベックは、「遊行」していたように思える。
孤独を感じながら、生と死のはざまをみようとしていたのではないか。

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