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2016年8月 8日 (月)

五輪という魔物

リオ五輪が始まった。
開会式が行われたにもかかわらず、まだオリンピック反対のデモが行われたりするのを見ると、
なんともわかりにくい国だという感じを受ける。
日本だったら、もうここまで来たのだから、仕方ないかと思って、静かに見守るだろう。
2009年、リオ五輪の招致を決めたとき、ブラジルは経済が急成長し、BRICs(ブリックス)の一角として、
世界経済をけん引していくと考えられていた。
2007年にサッカーW杯を承知し、2016年のリオ五輪の招致も勝ち取った当時のルラ大統領は、
汚職事件に関係し、裁判を受けている。
その後継者のルセフ大統領も国家会計を不正に操作としたとして、大統領職務を停止させられている。
オリンピックは魔物である。
ギリシャもスペインも、オリンピックを華々しく成功させた後、
経済の逆風が吹き、政権が揺らいだ。
特にギリシャは国が崩壊する土俵際まで追い詰められた。
ロンドンも、成功した人たちと仕事のない人たちが極端に別れ、
EUの離脱まで突っ走った。
2020年は東京五輪である。
公明正大に、透明性の高い、お金をかけず、無理な拡張をしないコンパクトなオリンピックのスタートにすべきである。

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