« 鎌田劇場へようこそ!(287) | トップページ | もっと強く、幸せになるために »

2016年8月29日 (月)

永六輔さんから教わったこと

永六輔さんのお別れ会が明日8月30日の11時から、青山斎場で開かれる。
ぼくも永さんに感謝のスピーチをする予定である。
永さんからたくさんのことを教えられた。
「日本国憲法99条が大事なんだ」というのもその一つだ。
「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」と明記されている。
今では、多くの人がこの大切さについて語っているが、永さんがぼくに教えてくれた10年ほど前は、とても新鮮だった。
永さんは、そういうことに気が付く人だった。
天皇陛下はこうした憲法を守ろうとしているように思えてきた。
かつてアメリカ訪問をしたときの話を聞いた。
天皇陛下をお迎えして、夕食会が用意されたが、天皇陛下側から時間を遅らせてもらえるように要望が出された。
その日は沖縄の慰霊の日。
沖縄戦でたくさんの人が亡くなられた。
天皇陛下は、沖縄の人たちのことを静かに思う時間を持ちたかったのではないか。
永さんから日本の平和を守り続けるように宿題を出されているように思う。
自民党の改憲草案を読むと、
102条第1項に、「すべて国民はこの憲法を尊重しなければならない」と規定している。
政治家がこの憲法を守る義務をもつと言う前に、国民にこの憲法を守らせようとしている。
とても大きな違いなのである。
こういうことを見過ごさないようしないといけないのではないか。
こういうことに気づき、異議を唱え続けられる人間でいたいと思う。

|

« 鎌田劇場へようこそ!(287) | トップページ | もっと強く、幸せになるために »