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2016年9月21日 (水)

カマタの怒り(28)

国連核軍縮作業部会が、核兵器禁条約の交渉開始を強く促す報告書を出すことに関して、賛成多数で議決した。
核兵器のない世界をめざす取り組みだが、なんと日本はこの投票を棄権をした。
棄権の理由として、「核軍縮は核兵器国と非核兵器国の協力がなければ結果がでない」などとあいまいなことを言っている。
米国の核の傘に入っている以上、核兵器禁止条約に簡単に賛成できないのはわかるが、
唯一の被爆国としての役割はあるはずだ。
日本がCTBTの早期発効などの取り組みを重視しているのはわかるが、意見の分かれているこの問題だからこ、世界を説得し納得させることができるのは日本だと思う。
時間をかけてでも、日本は「核なき世界」に向けてのリーダーシップをとっていってほしい。

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