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2016年9月 4日 (日)

鎌田劇場へようこそ!(288)

「PK」
インドの映画の大ヒット作「きっと、うまくいく」(2009年)のラージクマール・ヒラニ監督と主演のアーミル・カーンが再びタッグを組んだ作品。
主人公PKは宇宙からやってくる。
帰るために宇宙船を呼び出すための通信機を奪われてしまう。
必死に探す間、友情や愛が芽生えていく。
インドの複雑な宗教状況を笑い飛ばしている。
ヒンドゥ教徒がいちばん多いが、イスラム教徒やキリスト教徒もいて、
さらにジャイナ教、シク教、仏教など多様な宗教が入り乱れている。

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踊りがあって、歌があって、相変わらずのインド映画である。
途中、軽すぎるかなと飽きかかったところから、えらく面白くなり、
最後は上質のラブコメディになった。
宇宙人からみた地球の人類のわかりにくさを、うまく笑い飛ばしている。
世界の興業収入は100億円を突破したという大ヒット映画だ。

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