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2016年9月25日 (日)

鎌田劇場へようこそ!(294)

「奇蹟がくれた数式」
天才数学者ラマヌジャンの物語。
大学も中退、学位もないというインド出身の男が、イギリスの名門ケンブリッジで数々の公式を発表する。
が、結果は正しくても証明ができない。
数学者ハーディは、その才能の高さを理解し、2人に友情が芽生えていく。

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ラマヌジャンがタクシーに乗ったときの話がおもしろい。
タクシーの「1729」という数字に対して、「それは実に面白い数です」と即座に答えた。
ある数の3乗とある数の3乗の和で、最小だというのだ。
12×12×12=1728
1×1×1=1
2つを足すと、1729
もう一つは
10×10×10=1000
9×9×9=729
2つを足すと、1729
そして1~1728までの数でそのような現象は起こらない。
そんなことが簡単に頭のなかで計算できる。
数学のマジシャン、数学の詩人といっていもいい。
天才は若くして死んでしまったが、ノートには彼が書き残した公式や定理が残されている。
その答えは、微妙にずれるが、わずかな差しかない。
ただ、それを証明することができない。
宇宙のビッグバン、ブラックホールの数式に彼の考え方が使われている。
100年経ってやっと彼の斬新さ、先見性が理解できる時代になったと感じさせる映画。
おもしい。

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