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2016年9月26日 (月)

カマタの怒り(30)

アメリカで、無差別殺害行為をしている凶悪犯に対して、殺人ロボットが投入された。
警官5人が射殺された状況をきけば、導入もやむなしとも思える。
しかし、無人殺人ドローンがシリアやイラク、アフガニスタンで、大手を振って使用されている。
導入される理由はわかるが、簡単には納得できない。
本当にこれでいいのだろうか。
人間が人間を殺すのは許されない行為である。
殺すときの痛みを感じるからこそ、もう殺したくない、もうやめようというブレーキが利く。
だが、ロボットやドローンでは、その痛みは感じにくい。
コスタリカは軍隊を廃止した。
丸腰国家になった。
コスタリカに詳しい足立力也さんが、いくつも本を書いている。
そこから読み解けるのは、丸腰国家を守るものは教育とコミュニケーションということだ。
隣の国と戦争をしないために、国のリーダーには外交というコミュニケーション能力が必要になる。
そういうリーダーを選ぶために、小さなときからの教育が大事だという。
子どもに、あなたたちの権利は何ですか、と聞くと、
「愛されること、遊ぶこと」と答える子どもが多いという。
ぼくたちは知恵や技術を、殺人ロボットの精度を上げる方向に使うのではなく、
殺人ロボットや殺人ドローンが不必要な社会をつくる方向に使っていくべきだ。

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