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2016年9月28日 (水)

カマタの怒り(32)

公的年金の運用損が4-6月期、5.2兆円になった。
前の四半期1-3月でも同じように、4兆7990億円の損失をだしている。
マイナスが続いている。
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、2014年から株式の割合を倍増させたが、
結局、株式運用後の累計で、はじめて1兆962億円の赤字となった。
株価を上げるために、年金の積立金を株につっこんで、大幅な損益をだした。
アベノミクスが成功していないことのあらわれだ。
円高で輸入品物価がさがり、さらにデフレが続いている。
「2%のインフレをおこす」どころではない。
成熟した資本主義では、成長神話は通じない。
経済成長ができればそれにこしたことはないが、できないことを無理してやって、
かえってマイナスになるよりも、成長目標を1%くらいに設定したほうがいい。
そのかわり、本当の意味での成熟社会をめざし、子育てや待機児童の問題、まちづくり、高齢者の問題などを解決するためにお金を使う。
介護や保育の人材の給与を上げても、その分だけ消費がうまれ、お金が回転する。
もちろん、それだけで日本経済を救えるとは思わないが、
マイナスを出すよりは、ゆるやかな成長にとどめて、医療や福祉にお金を投入したほうが、国民はずっと暮らしやすくなるのではないか。

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