鎌田劇場へようこそ!(300)
「バースデーカード」
今年の秋は「手紙」がキーワードの映画が多い。
メールの時代になったが、手紙はもっと大切なものを伝える力があるような気がする。
忙しい現代人が忘れてはいけない文化ではないか。
10歳のとき、母親が亡くなる。
その母親から20歳になるまでバースデーカードがおくられてくる。
宮崎あおいがまさかの母親役。
とてもいい感じ。
橋本愛が娘役を演じている。
18歳になった娘は、手紙を読もうとしなかった。
亡き母親にコントロールされたくなかったのだ。
母と娘の複雑な一面がよくわかる。
娘は10歳のとき、学校のクイズ大会に選ばれて、一問も答えられなかった。
臆病で自信がない。
答えはわかっているのに、手をあげられない。
「私に期待しないでほしい」
と娘は言う。
そして「ママは希望どおりの人生が送れているの? 満足できているの?」と聞く。
その答えが、20歳になった娘へとの手紙に書かれていた。
諏訪や茅野が舞台だ。
霧ヶ峰も出てくる。
手紙には力がある。
そばにいなくても伝わる愛があるのだ。
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