「日本を壊す政商」(森功著、文藝春秋)
人材派遣サービスの雄パソナ。
パソナの社長は「若者・女性活躍推進フォーラム」という政策会議で、
労働規制の見直しを説いた。
正規・非正規を行き来しやすい柔軟な働き方」を言いながら、結局は非正規を多くし、
パソナは大きく拡大していくこととなった。
国の就職支援事業やハローワークなども民間へアウトソーシングすべきと述べ、
実際にそのとおりになっていく。
防衛庁の26万人の福利厚生をパソナが一括受託した。
さらに人脈は政界、官界、芸能界に広がり、
そのなかでうみまを吸う人間がいる。
この本を読むと、おそろしいことが画策されていることがわかる。