地域包括ケアシステムとは何か66
この国の医療、介護はどうなるか。
2016年診療報酬改定が行われた。
そこから2018年の診療・介護報酬同時改定で何が行われるか読み解いてみる。
医療分野では地域医療構想が急性期医療や高度急性期、慢性期の区分けをはっきりさせている。
そのなかで地域包括ケア病床の評価が拡充された。
病床はできるだけ減らしながら、地域包括ケア病床はできるだけ増やそうとしている。
回復期リハビリ病棟は軽い人はできるだけ入れず、重症度が高い人のリハビリをしようとしている。
リハビリや在宅を重視しているのは間違いないが、例えば、在宅専門診療所に対しても、重症患者割合などの要件が満たされていないと、低い管理料にするなど、ペナルティも出てきている。
集合住宅への訪問診療は、効率よく利益があがるシステムとして注目され始めている。
退院の指導や連携のための指導、など各種の引き上げが行われ、まちがいなく2018年の同時改定で、地域包括ケアシステムの構築や在院日数を短くして、退院患者の受け皿づくりや認知症の高度の人の地域の対応などが大きなテーマとなる。
医療と看護、介護の連携が間違いなく問われていくだろう。
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