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2016年11月10日 (木)

地域包括ケアシステムとは何か69

愛知県に行くと、喫茶店のモーニング文化が広範に広がっている。
全国的に喫茶店がどんどんつぶれて、チェーン店のカフェに凌駕されてしまっている。
しかし、愛知は独特のモーニングサービスがあり、元気がいい。
ほとんどコーヒーの一杯の値段で朝ごはんが出る。
ヨーグルトやサラダ、卵料理がつき、そのうえ、スープやスイーツが出る。
パンとそうめんが選べるところもある。
開店前に行列ができる店もけっこうある。
愛知県は、糖尿病がいちばん少ないと言われている。
がんの死亡率も全国2位の低さ、心臓疾患の死亡率も少ないほうから数えて3位。
健康県である。
これを支えているのはもしかしたらモーニングサービスかもしれない。
朝食を食べる人ほど、血糖値スパイクといい、血糖値が急激に上がるのを抑えてくれる。
朝食を抜く人のほうが糖尿病になりやすいといわれている。
糖尿病になると、がんになる率も高くなるというはっきりしたデータもある。
もちろん、糖尿病になると、動脈硬化が早く進み、脳卒中や心臓病も多くなる。
モーニングを食べに、高齢者も集まってきている。
若い人や高齢者が声をかけあい、あいさつする。
朝の時間、ちょっとした交流が生まれることで、助け合いにつながる。
朝の喫茶店が公民館みたいな存在になっている。
アメリカにはロゼット伝説というのがある。
昔の話だが、ペンシルベニア州のロゼットという町では、みんながよくあいさつをし、困ったことがあると声をかけあったりした。
そのときアメリカ中でいちばん心筋梗塞が少ない町になり、健康の町といわれた。
これが、ロゼット伝説だ。
愛知県を糖尿病の日本一少ない地域にしているのは、ロゼット伝説に近いのかもしれない。
地域包括ケアは、ここから学ぶことがたくさんあると思う。

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