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2016年11月17日 (木)

トランプに期待したい医療制度改革

米国新大統領にトランプが当選したことで、世界中が大騒ぎをしている。
トランプは反知性で、きちんとした世界観をもっていない。
それは欠点であるが、長所でもある。
エリートたちがエスタブリッシュメントに取り込まれ、グローバル化という豊かになっていく仕組みを、単なるが金もうけのシステムにした。
そのため、分断と格差が起きた。
そこに手をつっこんだトランプが、分断を激しくさせたが、もともと分断はあったのだ。
おそらくトランプは現実主義者だ。
むしろトランプが共和党のエスタブリッシュメントに取り込まれないことのほうが大事なことのように思う。
選挙中は、いろいろ無茶なことを言っていた。
まず行うのは、オバマケアだとしていたが、オバマと面談した後は、全面廃止にはしないといっている。
けっこうゆっくり変えようとしている。いいことである。

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たしかに、1800万人がすでに入っているオバマケアには問題がある。
日本の国民皆保険制度をまねしてつくられたが、民間の保険にしたために保険料がバカ高かったり、保険の加入のしかたによっては薬代が払われない、治療方法が保険会社に決められているなど、医師が保険会社と折衝しないといけなくなって、多くの医師たちがやる気をなくしているという。
アメリカでは医薬品の値段を自分で決められる制度のため、新しい薬は法外な値段がつけられ、製薬会社は大儲けしている。
オバマケアに関しては、圧倒的に儲けている人たちと、かえって負担が多くなったうえにしっかり健康を守ってくれないということがわかり、不満が募っている。
これもクリントンが負けた理由の一つの可能性がある。
ただ、オバマケアを壊して、市場原理を入れた新制度をつくれば、ますます大企業の餌食になり、国民を守ることはできない。
トランプは落ち着いて、オバマケアの問題点を精査したうえで、構造改革をしたほうがいい。
トランプ政権にとっても、大事なテーマだと思う。

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