難民映画祭~ファインダーを覗く子供たち
平成28年11月20日(日)筑波学院大学にて
難民映画祭~ファインダーを覗く子供たち~が開催される。
「UNHCR難民映画祭 学校パートナーズ」の一環で、
学生・若者たちに難民の状況を理解してもらおうというイベント。
JIM-NET事務局長の佐藤真紀さんがトークショーを行い、
難民キャンプのUNHCRの廃棄テントを利用したファッションショー等も行われる。
目玉は、ぼくの大好きなバフマン・ゴバディ監督の映画上映。
ゴバディ監督は、イラン出身の映画監督で、「亀も空を飛ぶ」という映画が世界的ヒットとなった。日本でも2005年に岩波ホールで上映され、ぼくも当時一生懸命推奨した。
上映中、岩波は百数十万円の募金を集め、JIM-NETを通してイラクの子どもたちを支援をしてくれた。
今回のイベントで上映されるのは、
『国境に生きる~難民キャンプの小さな監督たち~』
これが素敵なんです。
ぼくは「聴診器でテロと闘う」と言い、
ゴバディは「映画でテロと闘う」と言う。
彼は、難民の子どもたちに夢を持たせるため、子どもたちに簡単なDVDカメラを渡した。
子どもたちが難民の人たちを取材して歩く。
難民の人たちは、ぼくらがカメラを持った時よりもずっと緊張の解けた、真の姿を見せ、思わぬ本音も聞けたりする。
子どもたちは、試行錯誤しながら映画を作り、それをゴバディ監督がコーディネートしていく。彼は、映画を通して暴力と闘っている。
聴診器や、映画や、音楽などでテロと闘ったりすることが
世界の平和につながるのだと思う。
イベントの詳細はこちら:
http://www.tsukuba-g.ac.jp/whats_new/nanmineiga/
| 固定リンク
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 西田敏行さんを悼む(2024.10.17)
- 久しぶりの唐組(2024.10.16)
- 新・介護百人一首(2024.07.03)
- バーチャルギャラリー(2024.03.16)