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2016年12月16日 (金)

鎌田劇場へようこそ!(312)

「TOMORROW パーマネントライフを探して」
2016年セザール賞ベストドキュメンタリー賞受賞。
ドキュメンタリーにもかかわらず、フランスで110万人を動員する大ヒットとなった。
監督は女優メラニー・ロランとシリル・ディオン。
100%近く、自然エネルギーを利用しているアイスランドへ取材にいったり、
自動車産業が衰退したデトロイトで、残された市民が自然ファームをつくり自給自足をする動きなどを見に行く。
フランスのある地域では、除草剤も機械の動力も使わない農業を行っている。
こういう農業は手間がかかり、収穫も少ないと思われがちだが、ここでは多くの収穫を得ていた。
デンマークでは市民の50パーセントが自転車で移動。
300m以内で生活する都市型の生活計画をつくりあげた。
石炭から、バイオマスエネルギーへと方向転換に成功した大手企業にも取材に行く。
食品や建材をできるだけ地元で手に入れることで輸送費を抑え、それにより、二酸化炭素の排出量を減らすことにつなける。

Photo

パリ協定が結ばれ、日本も再度、環境問題に対してねじのまき直しをする時期に来ている。
トランプがパリ協定に対して厳しい判断をしても、みんながアメリカに足並みをそろえる必要はない。
トランプが大統領選で勝ったとき、多くの国が儀礼的なコメントをしていたが、
フランスの大統領だけが釘を刺すようなコメントをしていた。
この映画をみると、身近なところで、持続可能な社会のための工夫ができることがわかる。
いい映画だ。

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