鎌田劇場へようこそ!(313)
新転位・21『骨風』
原作は篠原勝之、クマさん。
泉鏡花賞受賞作品だ。
作構成演出は山崎哲。
なかなか予約がとれなかったが、何とか頭を下げて、1枚チケットを工面してもらった。
受付に行くと、
「お、鎌田さん」
十貫寺梅軒さんに呼び止められた。
大久保鷹、四谷シモンら、すごい人たちが出演している。
状況劇場が元気だったころ、
この異形の役者たちが、みたことのない芝居をみせてくれた。
その後、四谷シモンは人形師になって、突然、舞台から消えた。
佐野史郎も、小さな舞台に立つと、異質な役者のように見えて、魅力的だ。
1970年代のアンダーグラウンドが元気だったころの空気がよみがえった。
内容は、原作のほうがおもしろかった。
芝居は長かった。
もっと短くできると思った。
もっと短くできると思った。
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