イラクの白血病の遺伝子解析
JCFでは、信州大学医学部、名古屋大病院とともに、イラクで増えている白血病と、劣化ウラン弾との関係を調べてきた。
劣化ウラン弾は、1991年の湾岸戦争や、2003年のイラク戦争で使われた。
リカア先生がイラクの子どもの白血病の遺伝子を解析してきたが、解析機器の性能に限界があった。
そこで、信州大学は、大量の遺伝情報を高速で解析できる「次世代シーケンサー」をもつ名古屋大病院と連携し、本格的に遺伝子の究明がはじまった。
今のところ、血液のいい標本が6人ほど。
もう1、2回、イラクの難民キャンプにいったとき、小児がんの治療をしている4つの病院に協力してもらい、
標本を増やし、遺伝子変異に特徴的なものがみられるか調べていく予定だ。
遺伝子の変異の解析は、治療法の解明にもつながる。
また、劣化ウラン弾の使用を考え直すことにもなるだろう。
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