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2017年1月16日 (月)

地域包括ケアシステムとは何か73

認知症の保険がいろいろな形で始まりだした。
器物損壊がなくても、列車を止めるなどの被害を出したときとか、
本人に責任能力がないと判定され、家族にその責任がまわってきたときなどに、補償する保険だ。
大切なことではあるが、もっと大切なことは人間と人間の関係の保障だ。
認知症でも、人間と人間の関係かうまく保たれれば楽しく生きることができる。
目黒には、Dカフェという認知症カフェが10か所ある。
その一つに、「養老乃滝」の閉店時間に、認知症カフェとしてオーブンしているところがある。
認知症カフェのときはお酒は飲めないが、4時くらいに終わると、飲みたい人は飲んでもいいことになっている。
こういうのはステキだ。

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理学療法士やと作業療法士が中心になって行っている「Dカフェせらびあ」に行った。
とにかく楽しそう。
はじめて参加したという学校の元教師だという認知症の人は、あっという間に空気になじんでいく。
認知症の女性が隣に座って、甲斐甲斐しく世話を焼く。
話も楽しく弾む。
そこに保健師や理学療法士などが、邪魔しない程度に参加している。
家族だけの参加というのもある。
みんなに話を聞いてもらって、元気になって帰っていく。
参加費は、認知症の人も家族も介護士も、お茶代の300円。
おいしいコーヒーが飲める。
もちろん、ぼくも300円を払って、参加した。

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