食育の会で
茅野市で食育の会があり、鎌田はボランティアで講演をした。
市長もあいさつ。
市長さんは、朝、自宅から市役所まで、半分は歩き、半分は市の車を使うという。
毎朝2キロは歩いている。
お昼の食事は野菜だけ。
自ら健康に気をつけている。
長年続けてきた健康づくり運動が、住民に深く根ざしているような感じがした。
長野県は野菜摂取量が日本一になったことで、
長寿県になり、がんの死亡率もダントツに少ない。
野菜摂取量2位は島根県で、心筋梗塞が日本一少ない。
短命県は青森で、がんも多い。
秋田は脳卒中が日本一多い。
岩手は数年前まで脳卒中が多かった。
長野県と同じような気候で、冬は雪におおわれるが、生活習慣が変わることで改善できる可能性がある。
食育の会では、うれしいニュースも。
食生活の啓蒙を担っている食改さんたちはベテランの人たちが多く、若い人たちがいないのが悩みの種だったが、
最近、若い人たちが増えて80人になったという。
食改さんたちに「鎌田先生が新聞やテレビで、食改の活動の大切さを伝えてくれたおかげ」と言われた。
この組織は、各地区から必ず人数を出すような、強制ではないのがいい。
自由参加が基本だ。
それでも、活動に参加したいという人が増えるのは地域の宝だと思った。
| 固定リンク