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2017年3月15日 (水)

聴診器でテロと闘う(74)

アルビルにJIM-NETの新しいチャイルドサポートハウスができた。
イラクのふつうの住宅のようになっており、中もできるだけ、くつろげるような空間になっている。
イギリスにマギーズ・キャンサー・ケアリング・センターというのがある。
がんになり、余命数カ月といわれた造園家のマギーさんが、がん患者が気軽に立ち寄り、相談することができる場所として立ち上げた。
東京の豊洲にも、秋山正子さんらが「マギーズ東京」をつくった。
木をふんだんに使い、大きな窓から風景を眺めることがてきる空間は、その場に居るだけでも癒される。

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ぼくたちのチャイルドサポートハウスも、そんな空間に近い。
イラクで初めての、小児がんの相談支援の場所である。
そこに訪ねて来たのは、モスル近郊から逃げて来たという父親と子ども。
子どもはすぐにナナカリ病院で治療が始まる。
ナナカリ病院では抗がん剤のビンクリスチンがないということで、薬局で買ってくるように言われた。
イラクの医療費は無料だが、病院に薬がない場合、家族が薬局で買ってこないといけない。
父親には、そのお金がない。
ぼくたちは父親に付き添って、その薬を買いに行った。

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病院の近くにも、新しくJIM-NETハウスをつくった。
宿泊施設で、2部屋ある。
部屋にはサブリーンの絵が飾られている。
母親は子どもの病室に付き添うことができるが、父親は廊下などで寝ることが多い。
この父親は、この宿泊施設を利用できるということで、安心したようだ。

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これらは、日本の外務省の補助ももらって始めたことであるが、
カンファランスでイラクのドクターたちに「さすが、日本はすごい」と評価された。

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