がん死亡率
茨城県の癌学会で、記念講演をした。
水戸の手前にある偕楽園では「梅まつり」が始まっていた。
前日まで、北海道の十勝地方の芽室にしたので、気候の違いに体が驚く。
真冬のオーバーにマフラーを着込んでいたが、水戸には春が来ていた。
茨城の北側でも医師不足が深刻だと聞く。
筑波大学が応援しているようだが、それでも医師不足は解決しない。
日本中がそういう状況だ。
がん対策基本法が成立して10年。
がんの死亡率を20%減少させるという目標を掲げているが、現状では17%減にとどまっている。
まだ成果は十分とはいえない。
毎年98万人が新たにがんになっている。
今年は100万人を突破しそうだ。
年間37人万ががんで亡くなっている。
全体の死亡者の3.5人に一人ががんで亡くなっていることになる。
都道府県別の年齢調整をしたがん死亡率は、
長野県はダントツに低い。
野菜摂取率が高いことが原因しているのではないか、と話してきた。
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