鎌田劇場へようこそ!(343)
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5月13日(土)18時開演5月14日(日)17時開演会場はどちらも渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
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「八重子のハミング」
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「怪物はささやく」
これぞ映画!ファンタジーだ。
でもリアルな世界と遊離しないファンタジーになっていることころがすごい。ダークファンタジーだ。
児童文学の最高傑作。いくつもの賞をとったイギリスの作家パトリック・ネスの作品を映像化した。癒しの映画だ。
シングルマザーの、たった一人のお母さんが、難病で死んでいく。13歳の少年コナーは、は納得できない。
そんなコナーの前に木のモンスターが現れ、
「これから3つの真実の物語を語るから、4つ目は、あなたの真実の物語を語らなければいけない」
と告げる。
モンスターの語る3つの物語には、色々な仕掛がされている。
自分の愛する人を自らの手で殺しておきながら、王になり、良い国を作った男の話。
同級生にいじめられ続けた主人公が、「透明人間」と言われてから、自分が存在していることを明確にするために、初めて命がけで戦いに挑む話…。
何がよくて何が悪いかは、実はそう簡単ではないのだということがわかってくる。
時には破壊することの大切さも語られていく。 優しくて愛にあふれていればいいだけではない。それが人生なのだということを、わからせてくれる。
おばあちゃんと、なかなかうまくいかなかった。お互いが、相性が悪いと思っている。しかし、怪物のお蔭で理解しあえるようになる。
少年が大切な人を手放し、親から自立していく物語でもある。愛の物語でもある。
人を大切にするということはどういうことなのか、を考えさせてくれる映画でもある。
時には壁をぶち壊すことの大切さをこの映画が教えてくれる。
今年一番の僕好みの映画だ。
「ラ・ラ・ランド」も、アカデミー賞をとった「ムーンライト」もすごいが、ぼくにはこの「怪物はささやく」が、何倍もいい。怪物が、大きくて、かっこよくて、かわいいのだ。
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平成29年5月21日(日)10:30-12:00(開場10:00)
東京大学医学部 鉄門記念講堂にて
【東大のHPより・・・】
今年度の五月祭医学部企画「プロジェクトH」は、「病気を治すだけが医療ではない」というコンセプトのもと、医療の根本に立ち返って、地域のケアも含めた全人的な医療の可能性を提示することに焦点を当てています。そのコンセプトと大きく合致したキャリアを歩まれておられる、鎌田實氏による基調講演を催します。地域医療のみならず、海外医療支援にも携わっていらっしゃる鎌田先生のお話を通じて、全人的な医療の在り方を感じ取って頂ければ幸いです。
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「久しぶりに夢中になった。本を読む喜びと充実感を忘れていた体のなかに、また血が通いだしたことを読みながら感じていた。
鎌田さんの生き方や人生を吐露した随筆で、眠りかけていた私の心が鼓舞されたことは言うまでもない。
一冊の本で私は生気を取り戻した」
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ぼくは山崎ハコの大ファン。
その山崎ハコさんからメールが来た。
ネットの書き込みに、うれしくなったという。
書き込みによると、ハコがヨーロッパですごいことになっているという・・・
【1】先月3月12日にドイツで行われた「WORLD OF DANCE 2017 Germany 」で、優勝チームが使った音楽が、なんとハコが18歳ときに作った「ヘルプミー」だったという。
https://www.youtube.com/watch?v=0pHZMZB7sNs
【2】さらに、ジョージア(旧グルジア)のコーカサス地方のラッパーが、「ヘルプミー」と「かざぐるま」をサンプリングに使っているそうだ。
↓↓↓
http://rocketnews24.com/2017/03/26/878638/
「かざぐるま」は'75年のデビューアルバム『飛・び・ま・す』に収録されている。ぼくもこのアルバムが大好き。
【3】同じく3月中旬には、パンクのGodfatherイギー・ポップが、BBC UKの自分のラジオ番組で、やはり「ヘルプミー」を選曲してオンエアしたという。
時代・国境を超えて、 山崎ハコの風が吹いてきている!
※オリジナルはこちら
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空気は、人に、街に、時代に伝染する。じわじわと広がり、ついの間にか、気分を高揚させたり停滞させたりする。ときには、景気を左右し、経済を動かす。ときには、国を間違った方向に動かす。まわりから浮きたくないと、必死で空気を読む。空気にとらわれる。結局、小さな生き方から出られない。気概を忘れていく。気が抜けていく。心が鬱々としてくる。空気に流されるな。空気をつくり出せ。空気をよどますな。空気をかきまわせ。それが新しい生き方になる。それが新しい時代をつくり出す。信じていい。空気は・・・・読まない。
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笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ
むのたけじ
敗戦の時、ジャーナリストとして 戦争をやめられなかった自分の生き方を省みて新聞社を辞め、 故郷秋田へ戻り、週刊新聞「たいまつ」を発行し続けた、信念の人。101歳。
笹本恒子
同じく101歳。 女性初の報道写真家。
男と女の違い、そして発表の仕方の違い。むのたけじは 自分の意見を徹底的に語りかける。笹本恒子は、カメラの被写体を通して、時代や社会へメッセージを届ける。
おなじ101歳だが、笹本恒子は若い。むのたけじが、よぼよぼのおじいさんに見える。しかしむのたけじが話し始めると、圧倒的な迫力がある。
「いくつになっても現在進行形」と言う笹本恒子。
「死ぬとき そこが 生涯のテッペン」と言うむのたけじ。
とにかく笑い続ける。
どうしたら健康で長生きできるのか、どうしたら日本を良い国にすることができるのか、ヒントはこの映画の中にある。健康で長生きすることと、良い国にすることは、実はつながっているのだ。
・よく笑うこと
・自由に生きること
・言うべきことをいいタイミングで語ること
この映画、すごい。
6/3より全国順次ロードショー。
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「ラ・ラ・ランド」を観て、あまりにもうまくできていたので、 きっとアカデミー賞はこの「ラ・ラ・ランド」で決定だろうと思っていた。
ところが、アカデミー賞の受賞式でとんでもないことが起きた。
作品賞の受賞が「ラ・ラ・ランド」と誤って発表されたのだ。
「ラ・ラ・ランド」のチームがステージ上に上がり、
受賞の喜びを語っている最中に、
実は「ムーンライト」の間違いだったとわかる。
どっきり番組のようなことが起こってしまった。
この「ムーンライト」がいいのだ。
「自分の道は自分で決めろ。他の奴に決めさせるな」
学校ではリトルと馬鹿にされている主人公シャロンに、麻薬ディーラーのフアンが言った言葉だ。
自分がなにものかを探し、そして自分を愛する事ができたとき、
初めて誰かを愛する事が出来る。
自分探しの映画だ。
高校生になった主人公シャロンは、 ある夜、月明かりが輝く浜辺で、親友のケヴィンと出会う。 その時のセリフがたまらない。
「風が吹いてくる。
気持ちがいいから立ち止まる。
聞こえてくるのは心臓の音だけだ」
「泣きすぎて、自分が水滴になりそうだ」
弱い自分を必死に見つめようとしている主人公がいじらしい。
シャロンは弱い自分から脱却する。
再びケヴィンから連絡が来る。
シャロンはたくましい男になっていた。
「強くなったか」
「オレは、オレだ」
ケヴィンが告白する。
「やりたいことは何もせず、流されていた」
答えがあるわけではない。
若者たちが必死に生きようとしている姿が見えてくる。
キャストは全て黒人。
映画は、新しい武器を持った。
こんなスタイルがあるのだと気が付かされる、革命的な映画だ。
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ビジネスマン必読!おもしろ&ためになる、鎌田流 健康の秘訣。
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