新・空気の研究6
東芝は、スティーブ・ジョブスにiphoneやiPadなどで抜かれ、土俵際に追い込まれた。
生き残るために、原発に活路を見出す。
ウェスティングハウスを買収したのだ。
福島の原発事故後、ウェスティングハウスは原発の安全性の追求のためコストが3倍になり、あっという間に大きな負債を抱えた。
西側に原発メーカーを残しておかないと、再び、東西対立が起きたとき、
核戦力がの確保できない。
そのためにも、原発をつくり続ける必要がある。
そんな空気が、今も亡霊として徘徊している。
恐ろしいことに、三菱重工と日本原燃はフランスのアレバ救済のために約300億ずつ出資するという。
中国やロシア、北朝鮮などの核と対抗するため、その核をつくり出す原発メーカーが西側にどうしても必要と思い込んでいるのだ。
原発も、新型炉をつくるコストは急激に上昇している。
経済としてうまい話はない。
山本七平は「水を差す」ということを大切にしていた。
空気に流される前に、水を差して考え直したほうがいい。
空気や水のことを、もう一度考えるといいと思う。
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