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2017年4月 3日 (月)

ベラルーシの甲状腺外科医

原発事故後に甲状腺がんになった福島の子どもは145人(2017年3月現在)。
まだ三巡目の検査が行われている最中だ。
甲状腺検診を行う前の予想に比べ、数十倍多い子どもががんの診断を受けている。
ミンスク甲状腺がんセンターのユーリ・ジェミチェク所長が突然、亡くなったという知らせを受けた。
昨年も、ミンスクの彼に会いにいった。

Dsc06006001 昨年ミンスクで会った甲状腺がんの専門医ジェミチェク医師。ご冥福をお祈りします

チェルノブイリ原発事故後、6000人の子どもの甲状腺がんが発生し、
ユーリはベラルーシ共和国でナンバーワンの甲状腺外科医として働いた。
過労死だった可能性が高い。
ユーリは、日本の甲状腺がんの検診で、二巡目の検診でも44人のがんが確定したことに対して、検診による過剰診断という声もあるが、スクリーニング効果では説明がつきづらいと言っていた。
甲状腺がんはリンパ腺転移や肺転位が多い。
だから、検診をしなくていいなんていわず、早期発見したものは、早期治療をしたほうがいいというのが、彼の持論だった。

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