新・空気の研究12
テロがあとをたたない。
ロンドン中心部にあるイギリス国会議事堂とその周辺でテロがあった。
4人が死亡、50人が負傷している。
射殺された犯人は、イスラム過激派が呼びかける「ジハード」(聖戦)に関心をもっていたという。
聖戦といえば、日本も戦争中、「遂げよ聖戦」などとポスターで呼びかけていた。
「笑う101歳×2」という映画で、むのたけじさんがこんなことを語っている。
皇国の兵士として出陣し、戦死した連絡が故郷の家族に入る。
子ども2人と妻が、隣の部屋で泣いていると、在郷軍人会の人が「立派に戦った」と周りの人に伝えろと言いに来る。
夫が死んでも、泣くこともできない。
みんな空気に負けていた。
オレたち日本人にもそういう血が流れていることを忘れてはいけない。
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