新・空気の研究17
「共謀罪」の構成要件に「テロ等準備罪」を新設するかどうか今の国会で審議されている。
テロに対策という大義名分を持ち出しても、その本質は、戦前にあった治安維持法だ。
かつてのように、マルクスの本を読んでいたり、ロシアの作家の芝居をしたりということで、
憲兵に連行され、激しい拷問の末に有罪にされたりする。
自由な思想運動や言論活動を厳しく制限した先には、政府の代弁者にならざるを得なくなったマスコミと、「一億総火の玉」という発想が生まれた。
とても怖いことだ。
沖縄では普天間基地の反対をしている。
そうした市民運動を、共謀罪が無言の圧力をかけるようなことになったらとんでもないことになる。
いろんな人がいろんな意見を言えることが大切だ。
おかしな空気が日本中にたちこめている。
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