新・空気の研究19
無意識のうちにつくられる空気と、意識的につくられる空気がある。
経済は、目標のインフレターゲット2%にはまったく到達していない。
デフレ脱却は完全にはできていない。
実質個人所得が増えていない。
消費も停滞状態が続いている。
しかし、「何となくいい」という感覚づくりには成功している。
一億総活躍の介護離職ゼロも、ほとんど改善がみられない。
それでも、北朝鮮の不穏な動きをうまく利用して、何なく「まあいいか」という思いにさせている。
中長期的な空気づくりの最大の目的は、憲法を一字でも改正するということ。
一度、改憲さえすれば、安倍一強が考えている、軍隊をもち戦争ができる「ふつうの国」へと動き出せる。
そのための空気づくりが、着々となされているように思えてならない。
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