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2017年6月 5日 (月)

新・空気の研究27

2013年、第266代ローマ法王にフランシスコが就任した。
アルゼンチン出身。
若い頃は、イエズス会に入り日本に宣教に行きたいと希望をもっていたという。
軍事独裁政権の暗黒のなかで、徐々に偉くなっていく彼は、
もっと弱い人のために働けたはずという批判もあるし、
独裁政権に異を唱える過激派学生をかくまったり、市民運動で弾圧されそうな人や貧しい人を助けた見事な人生だ、という人もいる。

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3万人が失踪している。
軍事政権下で闇から闇に葬れた可能性がある。
今でも、共産主義から守るために軍事独裁政権が必要がたったという人と、
軍事独裁政権の闇は二度と許さないという人がいる。
ローマ法王はそんななかで、綱渡りのように、絶望のなかにいる人を助け、
なおかつぎりぎりのところで自分を守りながら、空気をかきまわし続けた人だったように思う。
米大統領選の際トランプが「メキシコとの間に壁を作ると言った」時、
クリスチャンは壁を作らないと水を差した。
この水を差すという行為は勇気のいることだ。
「ロックスター法王」と呼ばれ、今までの法王とは一味違う。
自ら「地の果てアルゼンチンから来た」という。
12億のカトリックの頂点にいるということは大事なことだ。
ぼくはクリスチャンではないが、こういう人を法王に選ぶところがすごい。

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