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2017年6月 9日 (金)

新・空気の研究31

日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」で、作業員5人が被ばくした。
作業中にプルトニウムを保管しているビニール袋が破裂したことで、放射性物質を吸い込んだ。
またまた単純ミスだ。
一番多く被ばくした男性は2万2000ベクレルが検出された。
プルトニウム238か239なのかわからないが、238ならば、半減期は87年。
内部被ばくすると、内部から放射線が出続け、肺がんや骨肉腫などになる可能性がある。
2万2000ベクレルだと、50年間で12シーベルト内部被ばくする計算になる。
100ミリシーベルト以上の被ばくでがんなどのリスクが上がると言われているが、その120倍ということになる。
とても心配だ。

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事故の背景には、空気の緩みがあると思う。
日本原子力研究開発機構では、高速増殖炉もんじゅの点検漏れなどが続いた。
東海村の再処理施設や研究所にはたくさんの高レベル放射性廃液があるが、
それらを処理する能力がないなかで、きちんと管理できるか心配である。
「ずさん」という空気に汚れているとしか思えない。

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