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2017年7月17日 (月)

新・空気の研究52

イラクのモスルがISから解放された。
モスルはイラク第二の都市で、紀元前、アッシリア帝国の首都だった。
貴重な文化遺産があり、モスル大学があり、大きな図書館や病院があった。
それらが今どれだけ残っているか。
命がけで、テロリストの破壊から守った人がいるはずだが、これから徐々にそのことがわかってくれるだろう。

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モスルはスンニ派の人たちが多かった。
ISもスンニ派だから、自分たちを守ってくれると思ったのだろうが、
残虐な行為が行われていた。
今後、この国の空気が安定するためには、スンニ派とシーア派の和解が必要。
さらにクルドも含め、民族と宗派の違いをとう乗り越えていくか。
今後、地下にもぐったISが、二度と力をもたないようにし続けていくことも重要な課題だ。
問題は山積している。
よどんだ空気を、希望に満ちた空気に変えることは、難しいができないことではない。

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