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2017年7月31日 (月)

新・空気の研究65

2010年バンクーバー冬季五輪代表だった国母和宏選手は、
ユニフォームを「腰パン」に着崩し「有名」になった。
このことについて、ビートたけしがおもしろいことを言っている。
「パンクロッカーがクールファイブのかっこうをして歌っているようなものだ」

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腰パンはお行儀が悪いが、お行儀よくすればいいというものではない。
お行儀よくして、その裏では法外な放送権利料をとって商業五輪にしている。
オリンピックとは何か、本質をもう一度考えたほうがいいと思う。
一流のアスリートたちが鍛え上げた肉体で、最高のパフォーマンスをすること。
武力の闘いを放棄し、スポーツマンシップのなかで、それぞれ最高の闘いをすること。
そして、選手を大事にすること。
ここにオリンピックの大事な原点があるはず。
1936年ベルリン五輪は国威発揚の場になった。
そんな五輪であってはいけないのだ。
「腰パンはダメ」というのは忖度過剰症候群の一つだと思う。

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