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2017年9月19日 (火)

新・空気の研究85

1万6000トンの使用済み核燃料をどうするのだろうか。
福島第一原発のメルトダウンした核燃料棒を本当に取りだせるのか。
政治家はいい顔をして、必ず取り出すという計画を出している。
が、仮に取り出したとしても、どこが燃料デブリを引き受けてくれるのだろうか。
フィンランドのオンカロは、10万年単位で使用済み核燃料を地中深く閉じ込めているが、
日本では計画だけで、どこが受け入れてくれるのかまったく決まっていない。
にもかかわらず、核燃サイクル事業は生き続けている。

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政治家や御用学者、電力会社などいろんな人たちが忖度という病に陥っているから、まともな議論ができない。
道徳的にも、経済的にも、感情的にも、成り立たないことはわかっているのに、
まっとうな議論もせず、「原発は必要」という路線ありきで思考停止している。
そして、儲かるということだけに注目しているように思えてならない。

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