セイジ・オザワ松本フェスティバルに行ってきた。
ピアニストの内田光子と、サイトウ・キネン・オーケストラが共演した。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番ハ短調では、小澤征爾が指揮。
内田光子のピアノは、情感たっぷり。
軽やかで熱く、これぞベートーヴェンと思わせるようなピアノだった。
サイトウ・キネン・オーケストラが内田のピアノを包み込むように、ときには火花が散る、演奏家同士の戦いとなり、それを小澤征爾がやさしく美しいコンチェルトにまとめ上げていた。
やはり小澤征爾はすごい。
スタンディングオベーションがずっと続いた。