必要なのは対話
北朝鮮がまたミサイルの発射実験を行った。
アメリカのミサイルは10万発、北朝鮮にはノドン300発。
圧倒的な差があることは間違いない。
しかし、数の問題でないのだ。
300発のミサイルを使えば、韓国と日本にはかなりの被害が出る。
1964年に中国が核実験に成功した後、1972年に中国とアメリカは国交を結んだ。
核やミサイルの問題だけで話し合いをするのは難しい。
国交正常化と経済協力をしていくことが大事だ。
そして、北朝鮮の国民が気づき、国民自身が国の在り方を変えていくしかない。
アメリカを中心にした有志連合がフセインを倒したが、それがイラクや世界にとってよかったのか。
結局は、テロリストを増やすというマイナスのほうが上回ってしまった。
ISが制圧したモスルは解放されたが、テロリストがゼロになったわけではない。
地下に潜って、これから世界中でとんでもないことを起こしていくだろう。
リビアのカダフィも、死後、国が治まらなくなった。
シリアもまったくそうだ。
外国が手をつっこんでいいことなどない。
北朝鮮では20年くらいかかるかもしれないが、その国の国民が政権を変えること。
これが一番被害を小さくすることだと思う。
いま必要なのは対話だ。
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