鎌田劇場へようこそ!(358)
「ルージュの手紙」
フランスを代表する2人のカトリーヌが競演する。
カトリーヌ・ドヌーヴは「シェルブールの雨傘」の大女優。
カトリーヌ・フロは「アメリカの伯父さん」でデビュー、近作の「大統領の料理人」は大ヒットした。
監督は、マルタン・プロヴォ。
「セラフィーヌの庭」という素晴らしい映画を撮っていて、これはかつて「ニュースエブリィ」で激賞したことがある。
今回もしゃれた映画に仕上がっている。
血のつながらない母と娘。
自分に正直に生きる母は突然、姿を消した。
その母が30年ぶりに連絡してくる。
性格のちがう母と娘が、どんなふうにわかりあっていくか、なかなかすごい。
エンディングはこれぞフランス映画。
「シェルブールの雨傘」で感動した人はぜひ、カトリーヌ・ドゥヌーヴがどんな年の取り方をしているかだけでも、一見の価値あり。
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