鎌田劇場へようこそ!(360)
「ベロニカとの記憶」
日本でもヒットした「めぐり逢わせのお弁当」の監督リテーシュ・バトラーの作品。
原作は、英国のジュリアン・バーンズの「終わりの感覚」(新潮社)。
記憶というものがどういう形でつくられていくのか。
記憶をめぐる感動のミステリーだ。
記憶は、自分に都合よくつくられる。
本人も、どこに事実があるのかわからなくなる。
そんな一筋縄ではいかない「青春の記憶」を描いている。
学生時代、親友が自殺する。
その親友の日記を、遺品として渡したいと手紙がくる。
40年の時を経て、奇妙な遺品が、初恋の記憶をゆるがせる。
べラテン俳優のシャーロット・ランプリングとジム・ブロードベントがすばらしい。
来年1月20日ロードショー。
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