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2017年11月 8日 (水)

実体伴う解決策の議論を

共同通信の取材を受け、以下のような鎌田實のコメントが配信された。

衆院選後の暮らし課題をどう考える
実体ともなう解決策の議論を
子どもの教育費と同じくらい高齢者の介護は大きな課題だが、今回の選挙ではあまり議論にならなかった。
財政再建が急務のなか、社会保障や高齢化にどう向き合うかは政治の役割であり、逃げてはならない。
介護離職ゼロの目標が言われて久しいが、実際には1年に10万人が介護を理由に仕事を辞めている。
介護難民の問題もある。
政府は地域包括ケアシステムを日本中につくるというが、人材をきちんと確保しないと解決にならない。
介護職はやり甲斐はあるが、ゆとりがないと心が疲れ、燃え尽きてしまう仕事。
賃金格差も依然起き、キャッチフレーズを躍らせるだけでなく、実体を伴った解決策の議論が必要だ。

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